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グリーンジニアとグリーンジニア検定

グリーンジニアが21世紀の主役に

21世紀はグリーンジニアの時代です。
皆さんが「そうじ屋」さんと呼び、慣れ親しんできた人たちが次第に少なくなっていき、替わりに化学的知識を持った「グリーンジニア」の登場です。

現在、私たちを取り巻く環境は化学物質の攻撃を日常的に受けています。建物が化学物質で汚染されると「シックハウス」、「シックスクール」、「シックビルディング」となります。
人体が攻撃されると化学物質過敏症をはじめ喘息、アトピー、発疹などのアレルギー症状を引き起こします。建物も人体も化学物質により大きな影響を受けているのが現状です。そして、その被害は年毎に増えています。

ビルクリーニング、ハウスクリーニングとも化学物質を使います。どのような化学物質を使っているのか主なものを挙げてみましょう。塩酸、水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)、次亜塩素酸ソーダ、フッ化水素酸、酸性フッ化アンモニウム、過酸化水素・・・、どうでしょうか。現在、現場で働く者のほとんどがこれらをまとめて「洗剤」と呼んでいます。しかし、名前を見て分かるように化学薬品ともいうべきものです。しかも、毒物および劇物取締法に指定されて液剤が多く使われています。

上記の液剤を化学知識を持たない者が使用したらどうなるでしょうか。皮膚に触れると火傷を、目に入ると失明をします。さらには、このような液剤に常時囲まれた生活をしていると化学物質過敏症となります。実際、現実に火傷や失明をしたり、化学物質過敏症にかかっている人たちが業界にいるのです。これは大きな問題です。必ず改善しなければいけない問題です。

化学液剤を使って仕事をする人は当然ながら化学知識が必要です。特に作業にあたっては自分の身を守るだけでなく、クリーニング後、化学物質が残らないようにしなければいけません。それができなければ、汚れは落としたがお客様の家や建物を「シックハウス」「シックビルディング」にした、と言われるでしょう。

グリーンジニアは使用する液剤の化学毒性をコントロールする技術、知識を持ちます。
危険な液剤を安全な液剤に化学変化させることができる技術、知識を持ちます。それをグリーンナイズ技術といいます。グリーンナイズ技術は化学物質を残留させません。
21世紀のグリーンジニア高度な化学技術を持ったクリーニングエンジニアなのです。

グリーンジニアとして認定されるには

日本グリーンハウスクリーニング協会では業界で働く人たちに一人でも多く化学知識を身に付けていただき、その上にグリーンナイズ技術を修得していただきます。自身の身を守り、お客様に高度なクリーニングサービスを提供できるように、随時研修を行っています。研修後、希望者はグリーンジニア検定を受けることができます。そして、検定に合格した者だけがグリーンジニアとして認定されます。合格者は協会のホームページで氏名を発表しています。研修、検定についての詳細は事務局へお尋ねください。