氏名 | 玉川広志 ワンラップコート鵜の木 |
住所 | 東京都大田区 |
功績 | 玉川氏はアトピーの発症原因の一つに洗剤があることを知り、洗剤を扱うプロの立場から「洗剤とアトピーの関係」を地域の人たちに知ってもらおうとセミナーをスタートさせた。第一回目は2014年12月。それから1年間、セミナーは毎月一回続けられた。現在も行なわれている。セミナーは会を追うごとにアトピーの発症原因が掘り下げられ、その全体像が解明された。同時にステロイドがアトピー以外の花粉症、鼻炎、ぜんそくなど全てに使われていることが判明した。セミナーでは、発症原因の分析と解明だけに終わらず、アトピーの人たちを苦しめている痒みと炎症に重曹が有効であることを実証。この情報はステロイドを使いたくないという人たちにとっては大きな福音となった。 ・1年間継続してセミナーを行なってきたこと ・実際にアトピーで苦しんでいる人たちの救いとなっていること ・地域に根差した奉仕活動になっていること ・ハウスクリーニングという職業にありながら清掃とはまったく異なる分野での貢献を成し、業界の地位向上に寄与したこと ・業界で働く人たちに希望を与えたこと ・グリーンハウスクリーニングの技術を修得、地域の人々を液剤による残留化学物質から護っていること 玉川氏の成した功績は大きい。 技術革新大賞・特別賞を受賞して ワンラップコート鵜の木の玉川広志です。今回の受賞、率直な感想としてとても嬉しく思います。「まさか、自分が・・・」という思いです。私が1年も継続してセミナーを開催できたことは、日ごろお付き合いさせていただいている地域の皆様や協会の皆様の協力があってこそです。とても私一人の力では一年もセミナーをやる続けることはできませんでした。この場を借りて感謝申し上げます。 セミナーを始める一年前、日本グリーンハウスクリーニング協会の代表岡崎氏から「一年続けたら全く違う世界になっているよ」と言われました。今、それを実感しています。本当に一年前とは全く違う世界になっています。ですが、そのとき予想していたものとは違っています。「自分自身の内面の変化」が大きく起きたのです。セミナーを通じて、自身の進むべき方向性が分かり、自信が持てるようになりました。重曹、炭酸塩システムの可能性について確信が持てるようになりました。たくさんの情報に触れた時、情報を判断するモノサシを持てるようになりました。2016年は2015年の実績をもとにさらに地域の人たちに貢献できるよう努力していきたいと思います。 |
技術革新大賞は、日本グリーンハウスクリーニング協会がハウスクリーニング、ビルクリーニングにおいて多大な功績を成した者に授与される賞です。
協会では技術革新の大きな目標を掲げています。
「こすりゼロ」です。
従来のクリーニングは「こする」という作業が主でした。フロア清掃に使う器具にポリッシャーというものがあります。ポリッシュとは磨くという意味です。ポリッシャーとは研磨器具ということになります。研磨とは「こする」ことです。クリーニングの基本は「こする」ことにあるといっても過言ではないでしょう。
なぜ、「こすりゼロ」を目標に掲げているのか、それは、こするという作業そのものが肉体労働の象徴となっているからです。日本で本格的なハウスクリーニング・ビルクリーニングの歴史が始まって半世紀以上経っています。50年以上経っているにも拘わらず「こすり」作業がメインな仕事になっています。こすり作業によって腕が「疲労により上がらない」というスタッフの方と会うことがあります。
技術は進歩しなければいけません。
技術の進歩は人を肉体労働から解放します。進歩しないものは技術とは言えません。50年以上も「こする」という作業をし続け、これだけの長期間なんら根本的な技術革新が起きていないということは、技術者としてとらえたとき、非常に残念なことです。
協会では、この課題に正面から取り組みます。こすりゼロに近づくことこそ高技術と位置づけています。こすりゼロを永遠のテーマとし、技術革新にチャレンジして欲しいものです。
協会では、こすりゼロ以外にも、汚水ゼロ、CPフリー(化学毒性ゼロ)にも取り組んでいます。
【1】地球環境にダメージを与えない
【2】人体に影響を与えない
【3】高度なクリーニング技術を持つ
この3つの柱を大きな課題としています。
毎年一度、審査を行います。発表は10月末。
大賞受賞者には表彰状と賞金が授与されます。
対象は協会会員、一般を問いません。
自薦他薦を問いません。
液剤分野、器具分野を問いません。
多くの方々の応募を期待します。
革新内容をレポートにしてメール、FAX、郵送下さい。
詳細は、お問い合わせ下さい。
代表 岡崎 忠則